少子化 2004 2 24
少子化で、よく問題になるのが、出生率ですが、
別の問題があると思います。
それは、「非婚率の上昇」と「妊娠中絶」の問題です。
まず、「非婚率の上昇」ですが、
下記のグラフでは、
本来ならば、あるはずの「第3次ベビーブームの山」がないのです。
原因は、第2次ベビーブーム世代(1971〜1974年)が、
結婚していないか、子どもを生んでいないか、どちらかです。
おそらく、結婚していないと思われます。
ですから、出生率の問題よりも、非婚率の問題の方が大きいと思います。
次に、「妊娠中絶」の問題ですが、
これは、統計がありません。
専門家によっては、日本は、「妊娠中絶天国」だと言う人もいます。
このデータは、表面には出ないので、見当もつかないのですが、
「その数は、かなり多い」と言う人が、多いのです。
文明の末期には、いつも、こういう現象が出てくるのです。
楽な方向へ流れる人たちが、大量に出現するのです。
しかし、だからといって、株は売りかと言えば、そうではありません。
こうした現象の影響が出てくるのは、今から、30年後です。
ですから、とりあえず、「売り」の材料にはなりません。